音より先に、言葉で寄り添う

これまで多くのバンドで、レコーディングやライブをこなしてきました。憧れだった海外レコーディング、海外公演、メジャーリリースも果たし、ギタリストとしての華やかな仕事を謳歌していました。
経験を積むうちに、「この表現はだめ」としか聞こえなかった誰かの意見が、今は「こんな表現もあるよ」という前向きなアドバイスとして受け入れられるようになりました。多様な人と関わり、あらゆる場面を経験することで視野が広がったのだと思います。
「もう少し寂しい感じで」「もう少しジャズっぽい雰囲気で」
抽象的でいいんです。音を出すよりも先に、言葉でイメージを共有する。人と言葉で寄り添いながら、音楽を創っていく。バンド活動においても、レッスンにおいても、常に意識していることです。
講師を始めて、自分の価値を再確認
解散や休止。好きなことで食べていくのは難しいと悟り、音楽とは関係ない業種で仕事を探した時期もありましたが、それもあまりうまくは行きませんでした。
途方にくれていたときに見つけたのが、エルギタースクールの求人でした。代表の今村さんとの面接には緊張して臨みましたが、ミュージシャン同士、同じ目線の高さで話せたように思います。後で知ったのですが、私がエルギタースクールの採用者としては第一号でした。自分の価値を再確認し、ギター講師としてのキャリアが始まりました。

生徒さんの「やりたい音楽」をいっしょに探す
エルギタースクールで講師を初めて、もう4年が過ぎました。ギター講師として複数の教室に登録していますが、エルギタースクールの生徒さんが一番多くて、常時20人以上が来てくれています。
レッスンで意識しているのは、生徒さんの「やりたい音楽」を見つけ出すこと。音よりも先に言葉で伝え、言葉で話してもらう。生徒さんの言葉には多くのキーワードが含まれているので、見逃さないようにします。言葉を紡いで一緒に音楽を創ってきた経験がここでも活きています。

初めてギターを習う人にとって、基礎練習はどうしても単調で退屈になりがちです。生徒さんに、その先にあるのギターの楽しみを知ってもらえるよう、小さな成功体験を積み重ねられるようなレッスンを考えています。
ステージで輝く生徒さんの姿に感動する
「学祭で演奏するので来てください」
そう言われたら、必ず時間をつくるようにしています。これまで、多くの生徒さんが演奏する姿を見てきましたが、皆、かっこよく輝いていました。音楽を心の底から楽しんで演奏している姿が、ずっと脳裏に焼き付いています。

講師冥利に尽きる瞬間です。
音楽で集い、発信する場を地元につくりたい
ギター講師の仕事以外も、楽曲制作や編曲、ギターレコーディングなどのお仕事にも関わっています。外部で演奏したり、自分のバンドでも演奏しています。仕事によって関わる人は様々ですが、どんな経験も学びが多いです。
いつか地元の名古屋に帰って、音楽基地をつくりたいと思っています。昼はレコーディングやギターレッスンができて、夜は音楽好きがバーで演奏できるような場所。音楽を通じて、地元にもコミュニティができたら嬉しいですね。エルギタースクールは近隣のスタジオや自宅などを教室として開校できるので、名古屋教室を開校できたらいいなと思っています。

様々なバンドでのレコーディング、ライブをこなし、自身のバンドではロサンゼルス海外レコーディング、海外公演を行い、メジャーリリース、自身作曲カラオケ配信、テレビ東京の番組タイアップなどを経験。その後も、前田由紀(ex Whiteberry)等、沢山のアーティストのライブサポート、音源制作に携わり多い時で日本全国年間120本以上のライブを行う。現在は講師業、メジャーアーティストの楽曲制作編曲に従事し、エレキギター、アコースティックギター、作曲、音楽理論基礎から応用まで幅広く対応可能。
ギター講師インタビュー
講師の仕事をしながら、一流ギタリストとして広く活躍する講師を紹介します